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アンティックオーディオ 第1回 ヴィンテージラジオ 古くて新しい音楽の楽しむ
アンドアップ オーナー 石井健之 氏
2007年6月21日

(取材・文=高間裕子 写真=村田和聡)

 近年、アンティーク・ファンだけでなく、音楽好きの間でも注目を集めているヴィンテージラジオ。真空管から流れる柔らかく懐かしい音色に加え、iPodと組み合わせることにより今までにないミュージック・ライフを楽しめる点が、新たなファンを生んでいるようだ。

 「古くて新しい」をキーワードに、iPodとの併用が可能なヴィンテージラジオを専門に扱う青山の「アンドアップ」。オーナーの石井健之氏に、ヴィンテージラジオの奥深い魅力、そしてiPodを使った新しい音楽の楽しみ方について話を聞いた。

ラジオは「音楽を聴く道具」

日本では「ラジオ」というと、何か他のことをしながら聴くもの、といったイメージがありますよね。時間帯によってニュースだったり、子供番組だったり、「のど自慢」が流れていたり…。要するに、僕たち日本人の中には、ラジオで音楽を楽しむという概念がもともとないわけです。プラスチックでできていて、何かしら音が流れてくるもの――ひとことで言えば「たかだかラジオでしょ」というのが大方の見方ではないでしょうか。しかし、実はそうではない。ラジオは「音楽を聴く道具」なんです。

今の時代は、CDプレーヤーにアンプ、そしてスピーカーがあれば、誰でも音楽が聴けますよね。一方、ラジオにはアンプとスピーカーが内蔵されていて、CDの代わりに電波を受信し、音を発している。今で言うコンポ、つまり、コンパクトなオーディオ・セットと同じというわけです。

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