ワンルームマンションより広く、ファミリータイプより小さい「都市型コンパクトマンション」。バブル崩壊後、90年代は日陰の存在となっていましたが、2000年代に入ってから再び供給が活発になってきました。
1980年代から続く都市型コンパクトの供給
分譲マンションのジャンルの一つに「都市型コンパクトマンション」という類型があります。これはワンルームマンションより広く、ファミリータイプより小さい、専有面積30㎡〜60㎡程度のマンションのことを指す言葉です。都市部に立地する物件が多いことから「都市型」と冠せられています。
この広さのマンションは1980年代後半の、いわゆるバブル期にはすでに供給されていました。ただ、このころは地価高騰で物件価格も高くなったため、価格を抑えて若い人でも買えるよう苦肉の策で小さな住戸をつくった面が否めません。立地は都心部よりもやや郊外寄りエリアでの供給が目立ちました。
やがてバブルが崩壊するとマンション市場は一気に縮小し、都市型コンパクトの供給も減少することになります。とはいえ供給が途絶えたわけではなく、地価下落にともなう都心回帰の流れに乗って一定の戸数が分譲されていました。ただ90年代は専有面積の拡大傾向が続いていたので、コンパクトタイプはどちらかというと日陰の存在とならざるを得なかったのです。




