用地供給が減り、平均坪単価が5%アップ
関西エリアでは全般的に2007年も新築マンションはコンスタントに供給されているようです。ただし、大阪市内に限ってみると供給が減っており、2007年1~7月は前年(1月~12月)比で4割弱にとどまっています。2001年以降で最も少なかった昨年と比べても減少傾向は顕著です。逆に1坪(約3.3m²)当たりの平均単価は上昇しており、2007年は7月までの時点で前年比5.1%のアップとなっています。

大阪市内での供給減少と価格上昇の動きについて、東京カンテイ大阪支店の小野雅生氏は次のように話してくれました。「2005年までは供給も販売も順調でしたが、ここ2年ほどで急に土地の供給が少なくなり、デベロッパー間の用地獲得競争が激しくなりました。マンション立地の都心回帰が一服し、郊外へ拡散し始めたため、市内では供給が減って価格が上がっている状況です。ただ、市内中心部でも一部でタワーマンション供給の動きがあるほか、秋以降は周辺の工場跡地などで大規模な物件の供給が活発化するとみられます」
淀川沿いの緑の多い環境で688戸のマンションを開発
夏までは供給が減少気味だった大阪市ですが、小野氏の指摘するとおり9月以降は大規模マンションやタワー物件の分譲がいくつか予定されています。注目される物件をいくつか紹介しましょう。
昨年12月に開業した地下鉄今里筋線だいどう豊里駅から徒歩11分の土地で開発中なのが、「BELISTA東淀川大桐」(藤和不動産、近鉄不動産、アーバネックス)です。甲子園球場の約1.8倍、約2万6356m²の土地に、総戸数688戸の大規模マンションを建設するプロジェクトとなっています。
だいどう豊里駅から東梅田へは17分。また梅田駅へ10分の阪急京都線上新庄駅へも自転車で10分弱となっており、市内中心部へアクセスしやすい立地といえるでしょう。現地は淀川沿いで周辺に小中学校や公園があるなど緑の多い環境です。敷地内にも約6300m²の緑地を整備し、ヨーロッパの街をモチーフにしたランドスケープデザインを導入する計画となっています。




