マンション価格の上昇ペースが緩やかな大阪市
大阪圏でも住宅地の公示地価が平均で16年ぶりに1.9%上昇しました。上昇率が高いのは、5.5%の大阪市中心6区(福島区、西区、天王寺区、浪速区、北区、中央区)、5.4%の神戸市東部4区(東灘区、灘区、兵庫区、中央区)、4.5%の京都市中心5区(北区、上京区、左京区、中京区、下京区)など、いずれも大都市中心部です。また、京都市西京区や左京区、神戸市東灘区や中央区などでは、上昇率が10%を超える地点も現れており、伝統的な高級住宅街の根強い人気ぶりがうかがわれます。
大阪市やでは新築マンション価格も上昇気味ですが、東京圏の都心部に比べると上昇のペースは緩やかです。同市では2006年に平均坪単価が190万円前後までアップしたあとはほぼ横ばい状態が続いています。市内のマンションは坪単価170〜200万円の価格帯に供給が集中しており、200万円を超える物件は中心部のタワーマンションなど一部に限られているのが現状です。
神戸市ではマンション価格の2極化が進む
また神戸市でも、2006年に入って平均坪単価が180万円前後にアップした後は横ばい傾向です。そんななか、阪急線沿線の三宮駅や御影駅などの高級住宅地では、坪単価が200万円を大きく超えるマンションが登場しています。一方でJRや阪神線の沿線では150万円前後の坪単価の物件も多く、2極化傾向も見られるようです。

「大阪圏でも駅前の複合開発など話題性の高いマンションは価格も上昇気味です。梅田駅北ヤードの再開発に見られるように、最近は職・住・遊だけでなく食や医、学などの機能を含む開発が増えており、物件価格にも影響が考えられます」と、前出の中山氏は今後のマンション価格の見通しについて予測しています。地価が上昇に転じたこれからは、マンション価格も広い範囲で上昇傾向が続くと見るべきかもしれません。




