(写真・飯塚明子 文・川田剛史)
このところ注目を集めている「巻き物」と呼ばれる小物。なかでも買い求める人の増えているストールやベルトなどを効果的に使ったスタイリングを今回はご紹介する。
前回ご紹介したように、ストールやベルトなどの小物が注目されている。素材や色、加工などに一ひねり加えたものの人気が高い。手の込んだ小物を定番の装いに加えるだけで、品よく変化を付けることができ、これからの季節に活躍するだろう。
ストールで「大人の色気」を演出
実際のファッションの現場では、小物を使ったコーディネイトの反響はいかなるものなのだろう? ミドルエイジ向けのブランド、ランバン コレクションでは、ストールは昨年も好調で、今春夏も積極的に打ち出しを行っているという。また、同ブランドでは、メーカーが提案するだけではなく、ファッション雑誌からの依頼による貸し出し頻度も増えていて、従来、夏物の洋服が掲載される5月発売の雑誌でも、ストールが掲載になる予定。まさに、この春夏のファッションにはストールが欠かせないといっていい状況だ。ここで注目したいのは、ストールを暑苦しいものではなく、むしろ清涼感を演出するために使うという解釈だ。要はストールをマフラーと同等に考えるのではなく、夏のパナマハットのようなものととらえればいいのである。
ランバン コレクションの企画を担当する松岡弘明さんは、ストールの動きについて次のように言う。
「ランバン コレクションはフランス発祥ということもあり、ネック周りの演出には非常に気を配っています。今まで春夏ものというと素材が限定されていましたが、そこにオシャレ感をプラスできるアイテムとして、ストールのファッション性がクローズアップされてきたようです」
松岡さんによると、ストールで表現できるのは「大人の色気」。もともとは女性のアドバイスなどで買う人も多かったが、最近では雑誌などでスタイリングに取り入れられているのを見て買いに来る人も少なくない。実際の購買層の中心は30~40代だというが、この世代はファッションへの関心も高く、自分でコーディネイトができる人が多い。その一方で、ショップのアドバイザーからの勧めや、女性から贈られたのがきっかけでストールに挑戦する40代以上の男性も増えてきた。






