(写真・飯塚明子 文・川田剛史)
前回、クラシックなアイウェアの人気ぶりを紹介したが、こうしたアイウェアをそのまま使うことに古臭さを感じてしまうという人もいるかもしれない。クラシックなアイウェアを身に付ける際に注意したいのは、あくまで現代的な装いに合わせること。特にミドルエイジにとっては、「単なる懐古趣味」と受け取られぬよう配慮する必要があるだろう。
クラシックなデザインを現代的にアレンジ
手前はボストンタイプと呼ばれる丸型をやや細くシャープに仕立てたタイプ。奥は定番のウェリントンをスクエア調に見せたデザインに。どちらも登場以来人気が高いモデルだ。手前/1万8900円、奥/2万3100円(ともにレイバン)
装いとサングラスとのマッチングがうまくいかないとき、使い勝手のよいアイテムがある。それはクラシックなデザインモチーフを現代的にアレンジしたモデルだ。誰もが知っているような、記念碑的な当時の姿を残しつつ、現代的にブランドをよみがえらせる手法は、このところ欧米の自動車などでも積極的に取り入れられ、成功を収めている。
1937年にブランドが設立されたレイバンは、前回紹介したウェイファーラーをはじめ、多数の歴史的なモデルがそろっている。そして彼らもまた、自分たちのアーカイブを生かし、クラシックなデザインを巧みに進化させたモデルをラインナップしているのだ。オリジナルがしっかりと認知されているモデルのよいところは、多少デザインがアレンジされていても、過度に流行を追いすぎている印象を与えないこと。しかも、クラシックタイプより顔へのフィット感などが高いものも多く、機能面でも利点が多い。また、サングラスの印象が強いレイバンだが、最近ではメガネフレームの分野にも進出しており、そのなかには往年の名品をデザインソースにしているものが見受けられる。その日のコーディネイトに合わせ、定番と進化系をうまく使い分けられれば、装いの幅はより広がるに違いない。







