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第02回 どっちを買うか? IWC インヂュニア
2008年7月23日

 僕は時計ファンというよりは、もともとIWCのファンだった。仕事柄、えこひいきはあってならないが、IWC好きはどうにも否定できない。この会社が作る時計は、(おおむね)真面目で知的であり、だからこそサラリーマンの僕は憧れを抱いたのである。例えば、ポルトギーゼ。腕に付けるだけで、カシコクマジメに見えそうじゃないか。もちろん、あくまでも錯覚でしかないのだ。しかし高級時計に必要な要素こそ「錯覚」と考えれば、IWCが与える錯覚は、大変によろしい。事実、IWCを着けたビジネスマンにはスマートな人が多かった。国内外を問わず、である。

 そのIWCで、気になる時計がある。名前をインヂュニアという。欲しいなら買えばいいだけだが、選択は実に難しい。良くできていて、モデル数が多いだけに、悩みは尽きないのだ。

(文=広田雅将 監修=プライヴ編集部)

42.5mmか40mmか、それが問題だ

現在、インヂュニアのバリエーションは、販売店でさえ把握できないほどふくれあがってしまった。しかし僕が欲しいモデルは限定される。ステンレスケースのブレスレット付きだ。カッチリしているのにコマ調整が容易なブレスレットは、現行IWC最大の魅力だろう。余談になるが、インヂュニアに限らず、現行IWCはブレスレット付きを探すべきだ。IWCが真面目な理由は、ブレスレットを触れば言わずと納得いくだろう。

現在、ステンレスブレスを備えたインヂュニアは、3種類ある(レギュラーモデルに限る)。直径34mm、直径42.5mm、直径40mmのモデルだ。このなかで僕が目をつけているのは、後者ふたつである。34mmと42.5mmで悩むのは分かる。ではなぜ約2mmのサイズで悩まねばならないのか。それをインヂュニアの説明と絡めて述べていきたい。

8万A/mという超耐磁性を誇る時計。現行IWCらしく、外装の作りは極めて良い。耐衝撃性に優れる自動巻きも、インヂュニアの魅力。自動巻き(キャリバー80110)。直径42.5mm×厚さ14.5mm。120m防水。SSケース。87万6750円。

左モデルから耐磁ケースを外したモデル。やや小さく薄くなったため、装着感は改善された。耐磁性を取るべきか、装着感を取るべきか…。自動巻き(キャリバー80110)。直径40mm×厚さ13.5mm。120m防水。SSケース。75万6000円。

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