機械式時計の魅力を知るのに最適なブランド、それがボーム&メルシエです。その理由は、明快。価格と内容のグッドバランス、そして、機械式時計の美しさや重厚感、満足感が、あますところなく表現されているからです。
さて、その代表デザインともいえる、クラシマを追ってこのブランドの魅力を探ってみましょう。
(文:中嶋 千祥=プライヴ編集部)
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この時計から機械式時計の魅力にはまる

クラシマは、長きに渡りボーム&メルシエの高級メンズラインとして存在してきましたが、3年前、クラシマ エグゼクティブとして、さらにモダンさとクラシックさを兼ね備えたデザインコンセプトで、リニューアルされました。クラシマ エグゼクティブ シースルーウィンドウは、クラシックな佇まいでありながら、ケース径が42mmと、今のメンズ時計の流れを意識した大きさ。しかし、とても紳士で上品な顔つきで、文字盤中央のギョシェ模様も美しく、青い針がさらに映えます。
ギョシェとは、文字盤に掘り込まれた模様のこと。装飾的な意味もさることながら、文字盤の反射から、見えにくさを防ぐ役目もあります。
この時計の一番の特徴は12時方向に位置するシースルーウィンドウ。ムーブメントの一部、テンプという部分の動きが、この小窓から垣間見れます。裏蓋にも小窓があり、裏からものぞくことができるのも楽しく、テンプの動きに見入ってしまうはず。
テンプの動きを眺めていると、機械式時計への愛着が湧いてきます。正確に時を刻むだけなら、クォーツや電波時計には敵いませんが、自らがねじを巻き、手をかけなければ時を刻むことができないという点が、クォーツや電波時計にはない、得がたい魅力なのです。
上質なスーツの袖口から、この時計がふと見えたら、それだけでワンランク上のビジネスマンの風情です。
価格と機能のグッドバランスが、ボーム&メルシエの素晴らしさ
ボーム&メルシエの時計のムーブメントは、ムーブメント専門製作会社から供給を受けたものですが、同じムーブメントを搭載した他ブランドの時計が、びっくりするような価格だったりすることがあります。もちろん、ネームバリュー、搭載される機能と、様々な要素が関係した上での価格でしょうから、単純に比べるものではないとは思いますが。
そんな中、ボーム&メルシエの時計が、俄然、現実味を帯びて候補に挙がってくるのです。上品な、程よくトレンドを取り入れたデザインと、ムーブメントの内容、そして、価格。某大手広告代理店の営業マンたちの間で流行った、というのも頷けます。クライアントの前で、ブランド時計をするのは気が引けますが、ボーム&メルシエの控えめな存在感なら、違和感なく受け入れられ、さりげなく差をつけられるということなのでしょう。




