遷宮まであと1年になると
造営の祭りが続々と行われる
御造営が順調に進んで平成24年(2012年)になると、あと1年で遷宮の年となる。この年は御正殿の造営に際して次々とお祭りが続く。
まず立柱祭(りつちゅうさい)。御正殿の建築を始めるに際し、御柱(みはしら)を立てる祭りだ。
続いて御形祭(ごぎょうさい)。御正殿の東西にある妻(切妻屋根などの側面にある、三角形の壁面部分)の束柱(つかばしら・建物を支える短い垂直材)に、“鏡の形”といわれる御形(ごぎょう)をうがつ祭り。御形は「御鏡形(みかがみがた)」とも呼ばれる円形の図様である。
「立柱祭(りつちゅうさい)」は、小工(こだくみ)が柱を木槌で打ち固め、新殿の安泰を祈る(写真左)。「御形祭(ごぎょうさい)」は立柱祭に続いて行われる。円形の図様、御形(ごぎょう)をうがつ祭りだ(写真右)
画像提供:神宮司庁
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そして、いよいよ上棟祭(じょうとうさい)。御正宮の棟木(屋根の最も高い場所に取付ける横木)を揚げる祭りで、たくさんの関係者が参列して盛大に行われる。次が檐付祭(のきつけさい)。御正殿の屋根の萱を葺き始める祭りである。次いで甍祭(いらかさい)は、葺き終わった屋根に甍覆(いらかおおい)などの金物を打つ祭りだ。
こうして御殿が立派な姿を現すと、新宮の敷地に敷き詰めるお白石を奉献する盛大な「お白石持行事(おしらいしもちぎょうじ)」が始まる。この行事は、伊勢の市民をはじめ、全国の遷宮奉賛会の会員の人々が参加する。
葺き終わった屋根に甍覆(いらかおおい)などの金物を打つ甍祭(いらかさい・写真左)。一般の人が御正殿を見ることができるのはお白石持行事のときだけとあって、大勢の人が参加する(写真右)
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