このページの本文へ
ここから本文です

第45回 原始の姿を残す国のエネルギー事情

2008年9月30日

モータージャーナリスト=清水 和夫 氏

2050年に化石エネルギーから離脱

6代目を迎えるフォルクスワーゲン(VW)の新型「Golf(ゴルフ)」がパリオートサロンで発表されると聞いて少し驚いた。通常なら6年の開発サイクルが常識なのだが、先代モデルから数えて5年という短いリードタイムで世代交代することになったからだ。

そしてその新型ゴルフの国際試乗会がパリサロン直前に大西洋の北の地に浮かぶ「アイスランド」で開催されると聞いて、驚きはさらに増したのである。

新型ゴルフの試乗記はVWジャパンとのお約束で10月26日まで書けないので、またの機会に譲るとして、今回は独自のエネルギー政策を推進するアイスランドを紹介することにしよう。

実は環境問題を解決する重要な鍵をこの国が握っているかもしれないのだ。アイスランドは2050年には化石エネルギーから離脱し、完全に再生可能なエネルギー社会に移行すると宣言していることも気になるところだ。

アイスランドは北緯66度に位置し、北海道と四国を合わせたくらいの大きさの島だ。この島は白い砂浜が広がるビーチがあるわけでもなく、豊かな緑が生い茂っているわけでもない。首都であるレイキャビク市から一歩足を踏み出すと、そこには原始の地球の姿が目の前に広がる。どこを見ても溶岩で覆い尽くされ、ジャングルに彩られたリゾートアイランドという雰囲気はどこにもない。

活発に活動する火山帯の上にできたアイスランドは地球原始の姿を持っているのだ。そのために、地熱や水力など自然エネルギーの宝庫でもある。アイスランドの人口は30万人。国民が使うエネルギーは地熱発電や水力発電で簡単に作ることができる。自然エネルギーから作る電気は豊かな島の人々の暮らしを支えるには有り余っているという。

なんともうらやましい限りだが、もう少し詳しくアイスランドのエネルギー事情を取材してみた。

アイスランド

(クリックすると拡大した画像が開きます)

バックナンバー

ここから下は、過去記事一覧などです。画面先頭に戻る バックナンバー一覧へ戻る ホームページへ戻る

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る