内容の濃いコメントをいただき、ありがとうございます。
コメント:まず社風を変えるとこですね。根本的な環境思想および自社が目指すべき環境ビジョンを全従業員に徹底的に何度も何度も教える。小手先のマニュアルを教えたところで、なにも変わらない。(2009年04月03日 08:17)
reply:大事なことですね。環境経営でいちばん重要なことは戦略性、そして戦略性を具現化し、ビジョンや理念を社員に浸透させることです。ほとんどの環境先進企業が「環境ビジョン」や「環境経営宣言」をきちんと文書として設定しているのも、こういう考え方からです。
やはりトップがしっかり語ることは何より重要です。ただ、「現場で語れる人がいるかどうか」が、トップの言葉をお題目にさせず魂を入れるカギを握っている、というのも、しばしば見られる実態です。
興味深いのは、環境セクションに異動になり「左遷された」と思った人が、実際に勉強し始めたらおもしろさと重要性に気づき、社内を説得する側に回るようになった」という例です。こういう人が出てくると、会社の方向は大きく変わります。
コメント:障害になることは、ズバリ消費者のコスト意識です。環境問題にはコストがかかる(今の所ですが)という事であり、人間の本能に逆らうような事を実現するには多少の犠牲が必要になると思います。インターネットとパソコンがここまで普及したと言えるのは勝者の驕りであり、現実にはインターネットどころかパソコンも使えない情報弱者は少なからず存在します。そういった情報弱者や、経済的弱者は環境問題にも疎いので、切り捨てる事が解決の道につながりそうです。資本主義の世の中は、弱肉強食であり、当然の筋道なのですが、行き過ぎたその先には、戦争という手段に発展します。現在の自殺や犯罪の増加はその警鐘だと思います。実際に人類の歴史は戦争の歴史であり、第三次世界大戦にも発展する可能性はあると思います。平和ボケの現代では技術革新も遅いですが、戦争になれば死活問題になるのでスピードが要求され、技術革新は格段に進みます。インターネットやカーナビも元はと言えば軍事目的から始まっています。軍事技術というのは常に最先端であり、大きな戦争が起こる事によって、環境問題は一気に解決するかもしれません。
reply:なるほど、たしかにそういう観点もあるな、と思わせる指摘ですね。今のところ戦争と環境はもっとも矛盾する事象ですが、これからはまったく違う状況が生まれるのかもしれません。
コスト意識については、実際には、決定的な問題ではないと思います。日本の電力料金は世界有数の高さですが、文句をいう市民はほとんどいません。この値段だと思っているからです。ドイツでは月額数百円程度の値上げを認める代わりに、再生可能エネルギー由来電力の高価定額買い取りを義務付けましたが、この点については実際にはそれほど大きな反対が起きませんでした。値上がりしたらどう思うかと聞かれればNOというのですが、実際に始まれば、そういうものだと受け入れていく。そういう構造ももっています。
もちろん、きちんとした説明や、競争上の公平さなど、制度設計が重要ではあることはいうまでもなく、そうした説明が「コスト意識」を変えさせたということもできると思います。




