分布拡大をしているセキレイ
ハクセキレイは北海道などに留まっていたものがどんどん南下作戦をとり、現在では近畿地方や西日本でも繁殖をするようになりました。そして、現地にいたセグロセキレイなどとの交雑も始まって、日本列島全域に分布拡大をはかってきているのです。
確かに日本列島の夜景は、ここ30年ほどで猛烈に明るくなってきています。明かりの中にどっぷり漬かってしまっている現代人はそのことになかなか気づかないものですが、ハクセキレイの行動観察を通じた食物連鎖から人間の社会環境を見つめることで、自然環境が少しずつ変化していることを知ることができます。
巣立って1年もたたない若いハクセキレイが餌探し中
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人口密集地の都市では、夜間も思いのほか明るく照明が夜空を焦がす
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夜間の水辺には夜行性のダイサギが来るが、昼間にはハクセキレイもやってくる。マンションの明かりも、ある種の昆虫たちを水辺に集めるからだ
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宮崎 学(みやざき・まなぶ)
写真家。
1978年『ふくろう』で第1回絵本にっぽん大賞、1982年『鷲と鷹』で日本写真協会新人賞、1990年「フクロウ」で第9回土門
拳賞、1995年『死』で日本写真協会年度賞、『アニマル黙示録』で講談社出版文化賞受賞。他写真集・著書多数。最新刊『かわりゆく
環境・日本生き物レポート(理論社)や『ツキノワグマ』、『森の写真動物記』のシリーズが発刊中。
自身のホームページ「森の365日」では、中央アルプ
ス山麓の仕事場をライブカメラにて24時間中継している。