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道路の塩化カルシウム

加えて、現代社会では冬期間になると、道路に凍結防止として塩化カルシウムが散布されますが、この塩分がシカたちの“健康管理”をしたといってもいいでしょう。

あまり知られていないことですが、シカは塩が好きです。

内臓器官に胆のうをもたないシカは、植物の消化吸収のために、腸内バクテリアの力を借りて生きています。このため、シカが生きるには塩分がとても必要であり、その確保のために家畜や人間の小便までをもなめて補給しています。。

そんなシカに、塩化カルシウムは願ってもない健康促進剤として登場してきました。

この塩化カルシウムを、人間がわざわざ山奥の道にまで散布してくれるものだから、シカたちも喜んだに違いありません。

道路へ出てきて塩化カルシウムを直接なめるだけでなく、道路周辺に拡散したものが水に溶けて、それを微量ながらも吸い上げた植物を食べることで、間接的にも体内に取り入れられるようになりました。


北海道知床半島では、道路際の法面(のりめん)にエゾシカたちがよく出てきます

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農作物を荒らされないように、電気柵とネットで集落を保護している現場

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