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第12回 オオモンシロチョウという蝶に負けた人間

2008年6月13日

写真家=宮崎 学 氏

海の向こうからやって来た新参者

オオモンシロチョウという蝶がいます。

本来ヨーロッパからロシア地方に広く分布している蝶で、日本の「モンシロチョウ」と見た目ではほとんど区別できません。ですから、白い蝶が飛んでいても、それがモンシロチョウなのかオオモンシロチョウなのかは、なかなか分かりません。

オオモンシロチョウが北海道で確認されるようになったのは、1995年前後からです。 それまでは、北海道には在来のモンシロチョウしかいませんでした。

そこに、ヨーロッパからロシア方面にいたオオモンシロチョウが、なぜか沿海州を超えて、北海道にやって来てしまったのです。

初めのうちは、日本海側などの一部の地域に定着して、家庭菜園のキャベツなどの野菜を餌にして細々と暮らしていたのでしょう。しかし、こうして北海道に定着したオオモンシロチョウは、やがて少しずつ内陸部へも侵入して分布拡大をはかっていきました。


花の蜜を吸うオオモンシロチョウの成虫

花の蜜を吸うオオモンシロチョウの成虫
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ケールの葉を食べつくし、茎までをも食べる幼虫

ケールの葉を食べつくし、茎までをも食べる幼虫
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