野生動物の
体毛のサイクル
野生動物は、全身が体毛に覆われています。
体の大きさにもよりますがツキノワグマのような大型動物は、数えたことはないものの、たぶん数千万本もの体毛が生えています。これらの毛は、動物たちにとっては人間でいうところの「衣服」です。
この毛は動物の体をケガから守る役目もありますし、寒さ対策の役目もあります。
そして、日本のように四季がはっきりしている国に生きる野生動物は、冬場対策として秋になると“下着”にあたるところの下毛をたくさん密生させて、二重構造の体毛になります。
こうして動物たちは寒い冬を暖かく乗り切るのですが、春になると今度はこれらの下着を全部脱ぎ捨てます。
このため、どの動物も、春には全体の70パーセント以上もの体毛が一斉に脱落していくのです。
そしてシジュウカラやヤマガラたちは、子育ての毛布にするためにこれらの抜け毛をアテにして生活しています。







