自然の生き物たちの写真が伝える
現代社会の大きな忘れ物
初めまして。写真家・宮崎学です。この1月から、ここECO JAPANで「環境(エコロジー)」をテーマに連載をすることになりました。
私がお話する「環境問題」は、“生きものたちの視線を借りて私たち人間社会を見つめていくこと”です。
最初なので簡単に自己紹介をしましょう。
私は「自然界の報道写真家」として活動を始めてかれこれ40年以上、色々な写真を撮り続けてきました。今まで追ってきたテーマからいくつか紹介すると……。
●「けもの道」を題材にした一連の写真には、いつの時代にも、人間が裏側に見え隠れしています。
●「アニマル黙示録」では、動物たちの視線から現代社会を逆照射してみました。
●「フクロウ」は、その生活史にくわえて樹木の一生から、自然がどうあるべきかを狙ってみました。
●また「死」は野生動物の死を通して、誕生と同じように死も必要なこととして、自然界にプログラムされていることを伝えたかったのです。そして、その死を食べるために待っている生物がいて、結果的には地球環境のクリーニングをしていることを教わりました。
自然界の報道写真家として私は、地球という大家さんに間借りをしながら生きている人間が、いつの間にか大きな忘れ物を現代社会にしていることに気づいてもらいたくて、こうして写真を撮り続けています。
写真は視覚言語です。私の写真に、何が写り込んでいるかをじっくり「読んで」いただきたいと思っています。






