懐かしいレコード盤がボウルに変身
こうして今や世界各国のミュージアムショップなどでお馴染みになったプリント基板のステーショナリだが、記録媒体の再生デザインといえば、レコードボウルが先輩格だ。
もはや使われることがなくなってしまったLPレコードを、お気に入りのレーベルもそのままに簡単な加工でボウルへと変身させる。この生まれ変わりの鮮やかさが人気で、すっかりポピュラーになったレコードボウルも「記憶のデザイン」の代表選手だ。こちらは個人の持ち物として死蔵されている資源を生かすのだから、材料には事欠かない。
プリント基板が電子の記憶媒体としての使命を終えたあと、メモ帳というアナログな記憶媒体へと生まれ変わるように、もう使わないフロッピーディスクをバインダーの表紙にしたり、CDを独楽(こま)にしたり、製品としての使命を終えた電子媒体も工夫次第で色々な使い方がある。
どの場合にも共通しているのは、現役時代は性能第一の情報メディアが持っている工業製品ならではの美しさを引き出すことで、素材に“新たな価値”を与えているということだろう。
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LPレコードのレーベル部分をくり抜いたコースター。1枚1枚異なるデザインで、テーブルの上も思い出に彩られ賑やかに(左)。CDの「回る」という記憶をデザインした独楽(Jerry Elmore,D)(右)












