雨から守るもの
でも、何だかんだ言っても「帰り道」なのだ。
どんなに濡れて帰ったって、家に帰れば温かい風呂が待っている。さっぱりと着替えて、自転車も雑巾で拭ってやればいい。本来、雨に濡れること自体はそんなに怖いことじゃない。冬場だって、ずっとペダルの回転運動をしているわけだから、冷えて風邪を引くことだってそんなに心配は要らないよ。私の経験上、5kmも走ればてきめんに身体は温まってくる。
雨の日の怖いところは実は別のところにある。気を付けなくてはならない重点ポイントは、何を隠そう、目だ。
雨粒は容赦なく目に入ってくるし、降りにもよるけど、額から流れる雨は1~2kmも走れば、多すぎて拭えなくなってくる。また、私もそうだけれど、メガネなんか掛けていると、雨粒はレンズに付いて光を乱反射する。会社帰りは必然的に夜になることが多いから、クルマのライトや街灯がピカピカ光って、前方が全く見えなくなってしまう。
だからして、私はこれは声を大にしてオススメするつもりだ。
雨の日の自転車には必ず「野球帽」をかぶるべし。もちろんツバは前方に向けて、視界を妨げない範囲の中で、できるだけ目深にかぶること。この効果は実に絶大で、野球帽のツバが見事に雨粒をシャットアウトしてくれるはず(もちろん、ヘルメットはその上からかぶる)。
それでも雨粒が目に入る、または、帽子のツバが風でもげそうになる~、というのなら、そいつはスピードの出し過ぎだ。雨の日には路上も滑りやすくなるし、クルマからもこちらが見えにくいのだから、帽子が風に対して抵抗になるほどスピードを出すのは、そもそも論外なのだ。
安手の野球帽を買って、カバンの奥にそっと忍ばせておく。コレが自転車にとっては最高の「雨具」になるはずだ。ぐちゃっとつぶせば野球帽は全くかさばらない。
朝のテレビのお天気お姉さんが「降水確率30%以上です」なんていうときは必ず持って行こう。ひょっとしたら、その野球帽がアナタの命を救うかもしれないよ。本気の話。

野球帽をかぶって……

さらに、その上からヘルメットをかぶる

見た目も、思ったより違和感ないでしょ?





