前回の「わが家の環境レポート(エネルギー)」に続き、今回は水消費、ゴミ排出、温熱環境及び光熱費の実績を報告し、エコ度、家計、満足度などを総合評価します。
水道消費量
お金などを“湯水のごとく使う”は、浪費の喩えでした。井戸から汲んだ水、それを貴重な燃料で沸かした湯など、昔はもっと大切に使ったはずですが、他に比べれば安いものの例だったのでしょうか。
「日本は雨が多く水に困ることはない」と思っておられるかもしれません。確かに降雨量は十分でしょうが、川の多くは急流で、降った雨はあっという間に流れ去ります。ダムを作っても、浚渫(しゅんせつ)しなければ土砂で埋まって行きます。新たなダムを作るムダをなくすためにも、水の過剰な消費は見直さなければなりません。
水道の平均的な消費量は1人・1日当たり314ℓ(国土交通省 生活用水データ2004年)で、世界の中では北米に次いで多い部類に入ります。エネルギー消費と同じように、1人当たりの水の消費量は小世帯で増える傾向にあります。1カ月当たりで見ると、2人世帯で18.7m³、3人世帯で27.8m³、4人世帯で29.9m³というデータがあります(ひのでやエコライフ研究所、2004年家計調査による)。

わが家の水道消費量推移(標準は3人世帯)
上のグラフに示すように、わが家の2人で10m³以下、3人で14m³前後、というのはかなり少ない方です。雨水利用と節水の様子は(第5回、p-4)に説明したとおりです。
水とエネルギー又はCO2排出との関係は、立地や地形で大きく違います。取水源が高いところにあれば自然流下で水を送れ、ポンプに使う電力が節約できるからです。環境家計簿 によれば、下水処理を含めて係数は全国どこでも0.36kg-CO2/m³で、平均的な水準を採用しているからでしょう。これによれば、水道の水1m³は電力1kWhを使って供給・処理され、節水は一種の節電=省エネです。





