記念すべき、日本の電気自動車
認可、 一番乗りはこれ!
ジラソーレのベースになっているのは、ミラノ近郊の自動車メーカー「Start Lab社」が2003年に開発した電気自動車「Open」。イタリア国内では、ガソリン車の進入が禁止されているフィレンツェの中心街なども走れるミニパトや郵便配達の車として、すでに数千台が走っているという。
そのOpenを、軽自動車として登録できるように改良し、日本に持ち込んだのが、現在、オートイーブィジャパンの代表を務めている高岡祥郎さんだった。1970年代から富士重工業のラリードライバーとして国内外のラリーを総なめにしたのち、スバルラリーチームの総監督としても活躍。「レガシィのエンジンを作った男」としても、知られている。その高岡さんがイタリアでOpenに出会い、「世界中に黒煙をまき散らした罪滅ぼしに」と改良に着手、2007年に販売に踏み切ったのがジラソーレだ。
ただし、販売までには苦労もあった。
「電気自動車を表す『ZAA』という国土交通省の型式を日本で初めて取得するために、安全テストで何台も車体をつぶしました。それだけに安全性には自信がありますね」(オートイーブィジャパン・伊東潔専務)
来年、2009年は、日本の大手自動車メーカーからも、いくつか電気自動車が発売される予定だが、08年12月現在、日本国内でZAAの型式を持っているのは、このジラソーレだけ。日本における電気自動車認可では、バリバリの第一号だ。






