バーコードを“ピッ”して、
埋もれていた蔵書をリストアップ
インターネットは、何でもおしえてくれる魔法の箱――。
そう言われるようになって十年近く。まあ、ほとんどタダで使わせてもらって文句を言うわけじゃないが、実際に毎日調べ物をしていると、インターネットが教えてくれないことも結構ある。たぶん、ネットのどこかに情報はあるのに、分母が膨大になりすぎて辿り着けないっていうのもあるんだろう。
もうひとつ、ネットで発信された情報は、モノによってはあちこちでコピペされて、くどいくらいに出回っているのに、紙で発信された情報は今や流通しにくい。ましてや名もない古い本に書かれている話とか、ネット世代が人口の大半を占めるころにはすっかり忘れられて、なかったことになってしまう情報も少なくないと思う。
確かにインターネットは知の体系だけど、これまで数百年をかけていろんな人がしたためてきた本だって、それはそれはすごい知の体系。古い情報だからといって、全部いらないかというと、もちろんそんなわけはない。アナログ時代とデジタル時代を両方知っているデュアルな私たちこそが、これを活用すべきではないだろうか。
……とか、もっともらしく書いてみたわけだが、とにかく本というのは、いろいろ考えると捨てにくいもんだということを言いたかった。でも放っておくとどんどんたまっていき、私の場合、スペースを占領しているだけで、読み返すなんてことはほとんどない。
年のせいか、「どっかの本で読んだはずなんだけど」と、もどかしい思いをすることは日々増えているのに、本も増えているから、とてもじゃないけど情報源を見つけられない。あの段ボール箱の山をひっくり返して、どこかの本の1フレーズを探し出すなんて、たぶん引っ越しと同じくらいの大仕事になるし。
結局、「ネットに出ていないってことは、私の記憶違いかも」と思うことが増えて、貴重な情報を闇に葬り去っていたりする。“デュアル”がこれじゃいかんだろう。というわけで、こんなツールを導入することにした。「Yomupara USBバーコードリーダー」だ。






