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第46回 「リサイクルキット『Emo』」の巻

2008年10月17日

ライター=福光 恵 氏

リサイクルという新しい行動のために
新しいお道具を揃える

キッチンの棚がプチゴミ屋敷のようになった。

とうとう扉が閉まらなくなったので、数年ぶりに整理することにした。何が出てくるのかと思いきや、趣味の料理のお道具がザクザク。ちなみに私は料理好きではない。と言うか、家事のなかでも料理は最も不得意なもののひとつだったりする。

それなのに、蕎麦打ちの長~い麺棒やら、鉢やら、中華料理店の厨房でよく見る分厚い円柱形のまな板や四角い包丁もあった。お菓子作りの部もすごい。クリームを絞る布とか、パイを切るローラーとか、クレープ専用フライパンとか。あと何に使うのか、今となってはさっぱりわからない道具も山のように出てきた。

そうそう、最後までうまくできなかったけど、確かに蕎麦打ちにも凝ったんだわ。お菓子も作った気がする。でも、こんなパティシエみたいな本格道具で作ったお菓子ってあったかなあ。なかには値札のついたままの道具もあったから、道具を揃えただけですっかり職人気分を味わって、作らないで終わったものもあったんだろう。

ま、手に入れた道具は、そうやって忘れているのに、ほしかったのに買えなかった道具は、執念深く覚えている。例えば、インド料理に凝ったときにほしかったタンドール。ナンとか、チキンとかを焼く窯のことだ。窯の内側に、ナンをペタンと貼り付けて一気に焼く。あれがやってみたい一心で、あれこれカタログを取り寄せた。

今は家庭用のものもあるみたいだけど、10数年前に市販されていたのは、業務用の大がかりなタンドールだけ。値段も高かったが、何よりベランダの底が抜けそうな百キロ以上の重さ。夫にやめてくれと懇願され、泣く泣く購入を見合わせた。まあ、今の、あのキッチン棚の惨状を見るにつけ、ベランダに置けないでちょっとよかったと思っている。

と、長々話したわけだが、言いたかったのは、何か新しいことを始めるときに、そのモチベーションとして道具は大事ってこと。というわけで最近うちのほうで、ゴミの分別方法が新しくなったので、こんな新しい道具を導入することにした。「Emo」だ。

3種類のツールがセットになった「Emo recycle kit」。帆布のケースがついて、6300円(税込)

3種類のツールがセットになった「Emo recycle kit」。帆布のケースがついて、6300円(税込)
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