充電式&オイル式
ふたつの“使い捨てない”カイロを試す
東京でも冬になると毎朝、道路やバケツに氷が張っていたその昔。風邪を引いたりすると親に無理矢理持たされるアイテムで、どうにもかっこ悪くて我慢ができなかったものがある。カイロだ。
使い捨てカイロもまだ登場していない時代。それは金属製の水戸黄門の印籠のような形で、燃料にはベンジンが使われていた。で、それをビロードの袋に入れて使う、いかにも「ジジババのアイコン」というたたずまい。ちなみに当時のイメージは「カイロ」じゃなくてまさしく「懐炉」ね。
うっかり教室のみんなの前でズボンの裾から滑り落としたりした日には、恥ずかしくて恥ずかしくて、カイロじゃなくて、今度は顔から火が出そうになったもんだ。
あれから30~40年、人の価値観というのはほんとに変わるものだと思う。自分はすっかり寒がりのジジババになり、おばさんの図々しさで、堂々と人前でカイロの貼り替えだってできる。
とはいえ、これだけお世話になりながら、最近は「使い捨てる」ことが何だか時代遅れのように思えてきた。今度はあれだけ忌み嫌っていた昔ながらの使い捨てないカイロが、やたらとかっこいいのだ。
小学生だった私は予想だにしなかったけど。というわけで今回は、そうしてウキウキと買い集めた、今どきの使い捨てないカイロ2種のご紹介。三洋電機の充電式カイロ「eneloop kairo」(エネループカイロ)と、オイルで暖めるzippoブランドの「HANDY WARMER」(ハンディウォーマー)だ。

話題のふたつのカイロ。左がエネループカイロ、右がzippoハンディウォーマー





