創作活動の糧になる別海町での暮らしを満喫

地元の催しなどの活動にも積極的に参加する小六ご夫妻。和太鼓の会、小型飛行機の愛好会などの集まりに参加したり、自宅でバーベキューを行ったり、夫妻の周りはいつも賑やかだ。
別海町に構えた別荘には、多くの人が集まる。近隣の酪農家、飛行機クラブのメンバー、和太鼓を通して知り合った仲間。そのほとんどが地元の人々だ。小六氏ご夫妻は、積極的に地元の人々に溶け込み、地元住民の一人として別海町での生活を満喫している。
「私たちが暮らしている別海町はいわゆる別荘地ではありませんから、地元の人と接しやすい状況だったのかもしれません」というが、地元で開かれる祭りなどの催しには夫婦そろって参加し、親睦を深めてきた。
そして6年前からは、別海町にある延長28キロの釣り針状の半島、野付半島に設けられた野付半島ネイチャーセンターの名誉センター長に倍賞さんとともに就任した。
「知れば知るほど新たな魅力に触れることができます。将来的な移住を目指した環境も整えました」
当初はシンプルに暮らすことをテーマに、2つの寝室と広いリビングルーム、奥様のリクエストである小さなプールという造りだった別荘は、現在増築され、サンルームと来客用の寝室が追加された。これにより、小六氏は、横浜の仕事場と同じ環境を設けることができた。
手放すことは絶対にないと断言させるのは、別海町で過ごす小六氏を魅了してやまない風景があるからかもしれない。それはベランダから見渡す限り広がる牧草の彼方に沈む夕陽だ。
「毎日見ていても飽きることのない風景ですね。それに、その風景を自分の手で変えることができるところも魅力のひとつ。窓から見える風景を変えるために数年前から木を植えています。徐々に成長していますから、何年か後にはちょっとした森のようになるかもしれません。自分の好みやライフスタイルに合わせて景色の変化を楽しむ。住まいを自分流にアレンジする楽しさを知りました」
小六氏にとって、北海道・別海町は”半分ふるさと“という存在になっている。自然の魅力を感じることができる住まい、趣味、地元の人との触れ合いが、この地での生活をより豊かに彩り、それが小六氏の創作活動の糧にもなっている。

別海町の別荘の中で小六氏がいちばん気に入っているというベランダから眺めた夕陽。この景色を眺めながら終える一日があるから、この家にいつまでも住んでいたいと思わせるという。
小六禮次郎 Reijiro Koroku
作曲・編曲家。1949年、岡山県岡山市生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。アジア太平洋国際映画祭最優秀音楽賞、日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。主な作品として世界劇「黄金の刻」(2006年初演、作・作詞:なかにし礼)、世界劇「眠り王」、映画「ゴジラ」「オーロラの下で」、NHK大河ドラマ「功名が辻」「秀吉」、連続テレビ小説「さくら」「天うらら」、みんなのうた「いらっしゃい」、舞台「法然と親鸞」、PS2ゲームソフト「決戦」シリーズ等、幅広く多方面にわたって活躍中。奥様は女優の倍賞千恵子さん。




