スラムドッグ$ミリオネア〜無学な少年がなぜ難問を解けたのか? アカデミー賞8部門に輝く運命の物語

2009年4月16日

 これは愛と運命の映画である──。『おくりびと』が外国語映画賞に輝くなど、日本でも反響が大きかった今年のアカデミー賞で、最多8部門に輝いたのが『スラムドッグ$ミリオネア』だ。タイトルを見てもわかるとおり、この作品はかの有名なクイズ番組「クイズ$ミリオネア」が舞台。有名スターが1人として登場しない本作が、なぜ、他の豪華スター出演作を押しのけ、「今年最高の1本」に選ばれたのか? 作品の見どころとともに見てみよう。

物語は18歳の少年ジャマールが、インドで大人気のテレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演。次々と難問をクリアし、番組史上最高額の2000万ルピー(約4000万円)まであと1問を残すのみとなるところから幕を開ける。それは医者も弁護士も、どんな知識人もこれまでに、1度としてなしえなかった賞金額。その快挙をスラム出身で、まともな教育を受けたことがない少年がなしえようとしているのだ。そのことに焼き餅を焼き、背景に不正があると睨んだ番組ホストの通報により、ジャマールは1日目の収録直後に警察に逮捕されてしまう。

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