お勧めの花火大会

最新刊『泉谷玄作 花火』(祥伝社、7月18日発売)は、自分の名前を初めて冠した、私にとっても記念すべき本です。全国の花火競技大会を中心に、北海道から沖縄まで、春夏秋冬、厳選した67カ所の花火を紹介しています。今回は特に、その土地の風景の中に花火が上がっている写真を多く使っています。また、花火が上がる日程順に掲載していますので、カレンダーのように季節を追って楽しむこともできます。ページの最後には日本列島の地図があり、撮影地をすべて記してあるので、これを一冊持って花火を巡る旅を、なんていうのもいいかもしれません。

昇雄花付四重芯変化菊
撮影地 秋田県大仙市「全国花火競技大会 大曲の花火」

※菊(きく)は、星(火薬)が燃焼するときに、炭の火の粉の赤橙色の尾(「引き火」という)を引いて丸く開く花火のことをいいます。

お勧めを決めるのは難しいのですが、花火自体を楽しむのであれば、競技大会がおもしろいと思います。主なところでは私の地元、秋田県の大仙市で開催される「全国花火競技大会 大曲の花火」(毎年8月第4土曜日開催)(※1)とか、茨城県土浦市の「土浦全国花火競技大会」(毎年10月第1土曜日開催)(※3)、三重県伊勢市の「伊勢神宮奉納全国花火大会」(毎年7月中旬開催)(※4)でしょうか。競技大会には全国から花火師さんが大勢集まりますので、花火自体バラエティ豊かです。大曲の「昼花火の部」は昼間に色煙を使った珍しい花火を見ることができますが、これは大曲だけのものですので、足を運ぶ価値はあると思いますよ。

一方で、花火だけでなくその土地自体も楽しみたいというのであれば、長野県の諏訪湖のように、景色がよくて温泉があり、もちろん花火も素晴らしいところが良いのではないでしょうか。諏訪市の「諏訪湖上花火大会」(毎年8月15日開催)(※5)は、諏訪湖ならではの水上スターマイン「キス・オブ・ファイヤー」は演出も凝っていますね。 それぞれの土地に足を運び、特徴のある花火を見て、その美しさに感動する。それが、花火の楽しみでもあります。

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