海外の文学や小説は、翻訳者のセンスによってまったく異なる作品にも生まれ変わる。今回はコンシェルジュが特にお薦めする翻訳者たちの作品を紹介する。
本のコンシェルジュが選ぶ“この夏のお薦め本”
紹介者:ジュンク堂 池袋本店 小海裕美さん
担当ジャンル(フロア):文芸書
書店員歴:7年
1カ月の読書量(冊):4~5冊
お気に入りの書籍:『八つの小鍋 村田喜代子傑作短篇集』村田喜代子(著) 文春文庫
書店名:ジュンク堂 池袋本店
住所:東京都豊島区南池袋2-15-5
TEL:03-5956-6111
営業時間:10時~22時
定休日:1月1日
URL:http://www.junkudo.co.jp/

『ハワーズ・エンド』
(E・M・フォースター・著/吉田健一・訳/河出書房新社/2730円)
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老嬢の年の差結婚の物語です。相手は大分年上で再婚、先妻と主人公は顔見知りです。小金持ちで文化的生活をする主人公が実業家と結婚するのです。お互いの考え方や環境が違う中でもお互いの結びつきを、どちらか一方に偏り過ぎず描いています。変に女性らしい言葉を使ったりしない文章によって面白く読めます。
吉田健一
1912~1977年。東京都生まれ。父は吉田茂元首相。1931年、ケンブリッジ大学を退学し、帰国後に翻訳家として出発。批評活動を経て戦後は翻訳、評論、随筆などを手がけるようになった。訳書はデフォーの『ロビンソン漂流記』、イーヴリン・ウォーの『ブライヅヘッドふたたび』、リンドバーグの『海からの贈物』など





