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メガネがきっかけで俳優に?

当時の渋谷公園通りと言えば、お洒落な人たちがあつまるカルチャースポットでしたね。そういえば、そんな華やかな通りと対比するように、アンダーグラウンド風の小劇場、渋谷ジァン・ジァンがパルコの手前にありましたよね?

「よく行きましたよ。僕が生まれて最初に見たプロのお芝居というのが、実は、その渋谷ジァン・ジァンでやっていた東京乾電池のものだったんです。かなり影響を受けましたね。メガネを買いに渋谷に行って、そのついでに、演劇を見てお芝居が好きになって、それで俳優を志したようなものです。メガネがきっかけで俳優になったみたいなもんですかね(笑)」

渋谷で買った、そのお洒落なメガネを掛けるとどんなふうになりましたか?

「掛けたときと、外したときの表情の違いの変化が楽しいですよね。メガネを掛けたとたん、なにか違った自分に変身したように感じます。なにかいろんなことができるような、素敵な気分になりましたね」

最近では、メガネも手頃な価格のものが増えてきましたが、今と比べて、当時はメガネがかなり高価なものでしたよね?なかなか買えない若者も多かったように思いますが。

「やっぱり高かったですよね。ちょっと気に入ったものなら安くても3万円ぐらいはしましたから。でも当時は、本当にメガネに目覚めてしまいまして(笑)、稼いだギャラのほとんどをメガネに遣ってしまうような若者だったんです。お金が入るとすぐに眼鏡店に直行してしまうような生活でしたね(笑)。でも、買ったメガネは大切にして、毎日掛けていました。当時も今もこのウエリントンタイプが気に入っていて、私生活では、ずっとこの形ばかり掛けています」

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