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Part1:女優 杉本彩さんに聞く 「奥深きアルゼンチンタンゴの世界」

2008年5月21日

(インタビュー・文=山田真弓 写真=厚地健太郎 スタイリング=志葉則行
 振り付け・指導=麻丘真吾、東山明日香)

タンゴが生まれたのは、さかのぼること130年ほど前。当時、多くの移民者が集い人種のるつぼと化したアルゼンチンの港町で、フラストレーションのはけ口として踊られたのがその始まりだという。タンゴはやがて、ヨーロッパに輸出され、ソーシャルダンスにも組み込まれていく。

日本にも「タンゴ」は古くから親しまれてきたが、それはソーシャルダンスのタンゴであり、「アルゼンチンタンゴ」となると事情は変わる。ブロードウェイで大ヒットしたショー「タンゴ・アルゼンチーノ」が1987年に日本で上演されてようやく、存在を知られるようになったくらいだ。

日本において、早くからアルゼンチンタンゴを踊り、普及させてきた麻丘真吾と東山明日香のダンサーペアに師事し、現在ではショーやレッスンまで行っている、女優の杉本彩さんに、人生をも変えてくれたというアルゼンチンタンゴの魅力を聞いた。

アストル・ピアソラからアルゼンチンタンゴへ

日本人にはソーシャルダンスの方がなじみが深く、アルゼンチンタンゴというとソーシャルダンスのなかの一つだと思われている方もまだまだいらっしゃいますが、もともとタンゴはアルゼンチンで生まれて、イギリスに渡り、そこでソーシャルダンスとして洗練されたものがソーシャルダンスのタンゴなんですね。

私がアルゼンチンタンゴの存在を知ったのは、実際に踊りだすよりも前、20代半ばのころでした。アストル・ピアソラ(1921年-1992年)の曲がすごく好きだったんです。

その曲で踊りたいなと思ったときに、それならばタンゴだろうと。

ダンスそのものは子供のころからクラシックバレエ、モダンバレエなどを習い、ジャズダンス、フラメンコなども踊ったことがありますが、12年前にソーシャルダンスを始め…それで、9年前に番組でアルゼンチンに行き、タンゴに行き着きました。

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