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Part1:直木賞作家 石田衣良さんに聞く
「書斎で自由な発想を手に入れよう」

2008年2月13日

『4TEEN』で直木賞を受賞後、テレビや雑誌など多くのメディアで活躍中の人気作家 石田衣良さん。石田さんの書斎は自著の表紙に使われるほどスタイリッシュな空間だ。一昨年、完成したご自宅の地下にある書斎にうかがい、石田さんの考える「男の書斎」について話を聞いた。

“書斎は自由を保つためのスペース”

“男の書斎”というと自分の好きなものを集めた隠れ家みたいなイメージですね。昔から好きだった本が本棚にたくさん詰まっているような感じかなあ。ちょっと暖かい雰囲気の引きこもった感じのある場所という印象がありますね。自分の趣味のものがたくさん置いてあれば、個室でなくても小さなコーナーでもいいと思うんです。

男性だけに限らず、女性にもそういうスペースがあればいいですね。結婚して子供が出来ても、精神の自由さみたいなものは必要だから、そういうスペースは夫婦でそれぞれ持っておくべきだと思います。会社と家だけで一杯一杯になってしまうと仕事のほうも段々悪くなってくるでしょう。だから、そういう点でも余白のスペースみたいな書斎が必要だと思います。

考えてみると家でも何でもそうですけど、“無駄なものほど案外役に立つ”というのはありますね。僕の家でいえば、透明な階段は見世物以外何でもない。でも、印象としては効いてますからね。書斎は家の無駄な部分だけど、役に立つ余白としてうまく作れるといいですね。

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