変わらない京都の街並み

東京では、「有楽町イトシア」ができたり、「東京ミッドタウン」ができたり、街並みの変化が著しいですよね。でも、京都ではそういう変化は有り得ないことで、あくまで町家の家のつくりを利用して宿やお店にしたり、駅がちょっと新しくなったり・・・。その程度の変化なんです。
最近は町家が注目されて、町家を改造したお店が多くなりました。身近な友人でもお店をやっている人が結構いて、僕が劇団にいた頃の劇団員の友達も、改装した町家でパンを焼いていました。街中に、小綺麗な町家のカフェやお店が増えたのは嬉しいですね。
東京の街の変化は規模も大きいし、すごいと思いますが、京都ではお寺も沢山あるのでそれほど大きな開発というものはできないのでしょうか。でも、そうして古い街並みを大事にしている所が東京とはまた違った京都の良さなのかなあ、と思います。僕も久しぶりに地元に帰って、街並みが変わっていないのを見ると落ち着くんです。
四季折々の魅力がある

生まれ育った所だからかもしれないですが、僕にとって京都は落ち着く街ですね。道を歩いていてもさほど煩雑ではないですし、人々の話すペースもゆっくりで、時間の流れが東京とは違う気がします。それに、京都市内は盆地なので山に囲まれているというのが落ち着く最大の理由かもしれません。
僕は小さい頃に比叡山の雪の積もり具合を見て「ああ、冬になったんだなあ」なんて実感していました。それが冬になったことの1つの目印で、そんな所からも季節が感じられました。京都にいると、そういった四季に触れる機会が多いような気がします。自然にしても、食事にしても、お祭りなどのイベントにしても。だから、京都に行くならこの季節、などと限定せず、四季折々の京都を色んな人に楽しんで貰えたらいいなあ、と思いますね。

佐々木蔵之介(ささき・くらのすけ)
1968年生まれ、京都出身の俳優。実家は京都で造り酒屋を営んでおり、蔵之介という芸名は実家の職業にちなんで付けられたもの。大学卒業後、関西の劇団惑星ピスタチオを経て、2000年、NHK連続テレビ小説『オードリー』に出演し脚光を浴びる。その後は『白い巨塔』『離婚弁護士』など、主にテレビドラマや舞台を中心に活躍。2007年11月10日から始まる舞台『抜け穴の会議室』は東京赤坂レッドシアターを皮切りに福岡・大分などで上演。佐々木さんの地元、京都での公演は12月6日より。
佐々木蔵之介さん公式HP
http://www.k-factory.net/doc/data/1053404175.html




