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マッサージを受けた時 僕は“体を預ける女性”だった

本当に気持ちよかったです。僕は、腰痛とか肩こりとかが全くないので、今までマッサージを受けたことがなかった。自分の体のケアにお金をかけるということがなかったので、全てが新鮮で“目からウロコ”でしたね。たとえるなら、ベッドで女の人が男の人に体を預けちゃうじゃないですか。ああそうか、こういう感じなんだと思いましたね。「仕方がないな、もう!」って言う感じの、あの雰囲気ですよね。「いきなり来て、なんでパンツ1枚になっているんだろう」なんて思いましたけれど(笑)。でもそう思うのも最初だけで、真っ暗に近い部屋でゆったりしながらハーブの香りを楽しむのはすごく気持ちがいい。仕事をひと山越えて軽い疲労感を感じる時にマッサージに来るのはいいよね。ウェイティングルームも、窓からミッドタウンの公園が望めてリラックスできました。強度の気分転換になりますね。贅沢だなあとは思いましたけど。今日のコースだと、牛丼何十杯食べられる金額なんだろう、という想像はここではしないことにします(笑)。

スパやサロンは気軽に楽しめる“町の小さなリゾート”

スパとかサロンというのは、ちっちゃなリゾートみたいなものなのかもしれない。それがたとえば海外旅行に行くとなると時間もお金もかかって大変ですけど、そんな気分転換を1〜2時間で味わえる場所という感じです。町の中にあるリゾートっていう感覚が強いですね。1時間マッサージを受けた後、買い物をして家に帰るという使い方もできますし。僕も、今日この後スケジュールが空いていたら遊んでいくのに…。

ショッピングとか食品に関しては、みんなある程度の贅沢なものに慣れてしまっているんだと思います。大抵のものは手に入るようになりましたからね。だから、残りのエネルギーを“時間をかけて自分の体を磨く”ことに使うところに向かってきているのかもしれませんね。体という外見を磨きながら、自分も気持ちいい体験をする。それはたとえばヨーロッパの映画で最後の芸術になるのは、戦争やテロの作品ではなく小さな恋愛映画っていうのと近いのかもしれませんね。自分の体とか、恋愛とか、その感情の中に価値を見い出す方向に変わってきているのかもしれません。

“エステは身だしなみ”という欧米の考え方は 今後日本にも広がっていく

海外では、男性でもおしゃれというより身だしなみとしてエステに通うっていいますよね。今はまだ日本ではそのレベルには達していませんが、その感覚は今後浸透していくと思います。彼らの中でひとつのコードみたいなのがあるんですよね。男の人でもちゃんとネイルをして、こんな服装をして、これがスマートだ、というような。そのコードは、文化圏の上のほうになればなるほど縛りがきつくて、みんながそれを学ぶようになるんだと思います。個人的には、日本はどっちでもいいなって思いますけどね。でも男が全員ネイルしていたら結構コワイなって思いますけど(笑)。

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