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作品は、その時々の自分を映し出す「鏡」

気に入る映画は、その時の心情や状況によっても違ってきます。以前、香港映画に出演する前には、集中して香港映画を観ました。集中して観たり、ストレッチをしながら観たり。言葉そのものを覚えるというよりも、香港語を話すリズムを身体に馴染ませておくためです。それだけ、台詞が覚えやすくなります。

アクション映画の仕事に入る前には大量のアクション映画を観ます。ところが撮影に入り実際にアクション漬けの日々が始まると、今度はラブストーリーが観たくなったりするから不思議ですよね。無意識に自分の中でバランスを取っているのかもしれません。

疲れている時は、シンプルに楽しめる勧善懲悪ものの『座頭市』(1989年、2003年)などを観たくなりますし、フィジカルにもメンタルにも余裕がある時には、フランス映画や哲学的なテーマの重い作品を観たいな、と思いますし。

以前は、いわゆるハリウッドの大作映画を面白いと思っていましたが、最近はヨーロッパ映画の良さもわかるようになってきました。年を重ねるにつれて、自分の好みも変わってくるものなのかもしれません。こんなふうに、自分自身の変化を感じられるのも映画の奥深さの一つなのだと思います。

その日の体調や気分によって、作品選びも見方も変えられる。それを自由にできるのが、ホームシアターのいいところでしょうね。

加藤 雅也
Masaya Kato

1963年生まれ。奈良県出身。俳優。第12回日本映画批評家大賞主演男優賞受賞。映画を中心に、舞台、ドラマでも活躍中。11月14日から、舞台『SAMURAI7』に主演。

加藤雅也さんオフィシャルサイト:
http://www.jap.co.jp/masaya/

Information 『SAMURAI7』

黒澤明監督の『七人の侍』のリメイク・アニメーションを舞台化。長髪にピアス、コートを着たサムライ、機械のサムライなど、現代版『七人の侍』の世界観が展開される。

日 程 2008年11月14日(金)~24日(月) 新宿コマ劇場
原 作 黒澤明監督作品『七人の侍』より
演 出 岡村俊一
出 演 加藤雅也、載寧龍二、中河内雅貴、きだつよし、高橋広樹、篠谷 聖、住谷正樹(レイザーラモン)、水野絵梨奈、山崎銀之丞 ほか
URLネルケプランニング:http://www.nelke.co.jp/
新宿コマ劇場:http://www.koma-sta.co.jp/

Part 2:専門店AVACに聞く
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