(取材・文=中村 江里 写真=村田和聡)
第1回は自転車通勤を始める際のアドバイスや便利なアイテム、第2回は自転車を利用した休日の楽しみ方について中野隆氏に話を聞いた。最終回となる今回は、上級者にお薦めの自転車や、気軽に参加できて楽しめる自転車のイベントなどを紹介する。
最後にたどり着くのは“大人の乗り物”ロードバイク
本格的に自転車を楽しみたいと思ったら、やはり何と言ってもロードバイクですね。ロードバイクは、いかに速く走るかを突き詰めて作られた究極の自転車です。乗るときはかなりの前傾姿勢になるので、慣れないと手、肩、首などが痛くなります。このため、初心者がいきなり乗ることはお勧めしません。ただ、乗りこなせるようになれば、これほどすばらしい自転車はありません。慣れてきたら100kmくらい走れますし、見た目も機能的で非常に美しい。クロスバイクやマウンテンバイクを乗りこなした人たちが最後にたどり着くのがロードバイクです。まさに“大人の乗り物”ですね。
長く乗り続けられる1台を選ぶ!
ロードバイクを買う際の注意点

実際にロードバイクを買う時は、必ず自転車専門店に足を運んでください。ロードバイクは、肩幅1センチ、腕の長さ1センチでも合っていないとだめですから、自転車のサイズを自分の体にきちんと合わせてもらうことが大切です。そのためには専門店の技術が必要になります。
素材は、選ぶときの重要なポイントです。自転車に一番合う素材はカーボンですね。カーボンはアルミなどと比べると柔軟性があり、路面から伝わってくる振動を吸収してくれるので体に優しく、長い距離を走るのに適しています。
入門用のロードバイクは、値段でいうと25万円前後のものを選んでください。中には安価なものを売っているお店もありますが、きちんとした振動検査をしていない自転車を買うと突然フレームが割れることもありますから、非常に危険です。最近はロードバイクも価格的に手に入れやすくなってきており、以前は40万〜60万円したフルカーボンのものを25万円程度で買うことができます。ある程度高価な品質の良い自転車は、乗り心地が快適ですし、振動吸収性が優れているため疲れにくい。第1回で初心者向け自転車を買う際のアドバイスとしてもお話しましたが、初期投資を惜しまず、長く乗り続けられる1台を選んでください。







