「口説き文句は決めている」というタイトルの書籍が、今、じわじわと話題になっている。書店によっては平積みしていたり、写真付きPOPを付けた特設コーナーを設けているところもあるので、見かけたことがある人もいるかもしれない。「食と恋」をテーマにしたエッセイで、著者は夏生(なつお)さえり氏。夏生氏は大学卒業後、出版社やウェブ制作会社に勤務した後、2016年にフリーライターとして独立。2017年4月に1冊目の著書、5月に共著を出版し、同書が3冊目となる。なぜ、新人ライターの著書が注目されているのか。

夏生さえり(なつおさえり)。フリーライター。出版社やウェブ制作会社に勤務した後、2016年4月に独立。著書に「今日は、自分を甘やかす」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、共著に「今年の春は、とびきり素敵な春にするってさっき決めた」(PHP研究所)
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 実は夏生氏はツイッターのフォロワー数が現在18万人を超える、“SNS界”では名が知られた存在だ(夏生氏が運営する2つのアカウントの合計。2017年12月30日現在)。恋愛に関するツイートが人気を集め、フォロワーのうち約7割が女性。その6割が22歳以下だという。だが、「つぶやいているのは自分自身の恋愛体験ではなく、実在しない彼氏との恋愛や理想の告白シチュエーションを考えた『妄想ツイート』」と夏生氏は話す。

2017年8月9日に発売された夏生さえり氏の「口説き文句は決めている」(クラーケン、税別1300円)
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