【3】優先順位を決める。ただし締め切り優先主義にしすぎない

「スピードと成果が劇的に上がる戦略 最強の優先順位」(かんき出版/1400円/2018年1月17日発売)は、まさに優先順位のつけかたを書いた美崎氏の著作
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 さてもう一つ重要なのが、「やりたいこと」「やるべきこと」の優先順位をつけることだ。

 「ビジネスパーソンは優先順位を決めるときに、締め切り優先主義になりすぎる傾向がある。しかしそれでは本来の優先順位が崩れてしまう。現代のビジネスパーソンは“緊急”といわれるタスクを数多く抱えている人が多いが、なぜ緊急になるのかというと、緊急になるまで取り掛からないから」と耳の痛いひと言。

 実は、優先順位を付けるときに重要なのが時間の生産性を上げること。「例えば原稿や企画書を書くときに、締め切りが迫るなかで出張が続いて新幹線で書かなければならないという状況に陥ると、本来、生産性が高い場所で取り掛かれば1時間で済むものが、2時間かかってしまうということもあるはず」と美崎氏。

 時間の生産性を最大化することを原則に、締め切りに追われているからなどの理由で何かの優先順位を下げるのではなく、朝の時間で一番集中できる仕事はそこで必ずするなど、優先順位を守ることが大切だという。これを崩すと、例えば睡眠不足になって体調が悪くなったりし、体がつらいからと「明日の自分の期待しよう」と締め切りを延期して、結果さらに“明日の自分”には余計な負荷がかかるようになり、さらに体調を崩すことにもつながる。生産性はどんどん下がり、達成率は下がる一方だ。「優先順位は体調を何とかすること」と美崎氏。生産性を最大化するための優先順位のつけ方のポイントは、なんといっても、「自分がそのことを実行するときの場所と時間、体調を予測して、それに応じて順位を割り当てる」ことだと美崎氏。

 休み明けはリスタートがかけやすい時期だ。今年は未定の予定をとりあえずどんどん書き込み、修正しながらやるべきことを達成していきたい。

(文/山田 真弓)