訪日外国人旅行者の急増、それに対応するための宿泊施設のオープンラッシュで、従来とは異なるタイプの宿泊施設が増えている(関連記事「ホテル不足で日本人も殺到!? 『インバウンド向け宿泊施設』の中身がすごい」)。そんななか、米ハイアット ホテルズ コーポレーション(以下「ハイアット」)と相互物産(東京都千代田区)が、千葉県浦安市にハイアットブランドでは日本初となる「ハイアット プレイス 東京ベイ」を2019年に開業すると発表した。

 「ディズニーランドの周囲にはいくつもの外資系ホテルがあるが、ハイアットだけがなかった。このエリアに初のハイアット、しかも日本初上陸ブランドのホテルを建設すれば、かなりのインパクトがあると考えた」(相互物産の小澤真也社長)

 ハイアットは世界で6カテゴリー・12ブランドのホテルを運営しており、日本ではそのうちの3カテゴリー(ラグジュアリー、プレミアム、ライフスタイル)4ブランド(「パークハイアット」「グランドハイアット」「ハイアットリージェンシー」「アンダーズ」)を展開している。新たにオープンする「ハイアット プレイス」は、日本ではまだ展開していない4つめのカテゴリー「セレクトサービス」だという(下図参照)。

 ハイアット 日本・ミクロネシア地区 シニア・ヴァイス・プレジデントの阿部博秀氏は同ホテルを、「フルサービスを提供し、レストランを充実させるなどの付加価値をつけた従来の高級ホテルではなく、宿泊に特化したビジネスホテルでもない“第三のホテル”」と位置付ける。セレクトサービスとはいったい何なのか。従来のホテルと“第三のホテル”はどこが違うのか。

2019年オープン予定の「ハイアット プレイス 東京ベイ」(千葉県浦安市明海5丁目)の完成予想図。敷地面積は約1万240平米、延床面積は約2万1000平米。地上10階、地下1階で客室数は365室。付帯施設は料飲施設、フィットネス、キッズコーナー、屋上テラスなど
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浦安という土地の魅力を生かし、海辺のリゾートの魅力を強調するためバームツリーを植樹してオープンデッキを設置。また昼は太陽光の陰影で、夜はライトアップで表情を豊かに変えるようにファサードをデザインしている
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ハイアットホテルのカテゴリー分類。左の3カテゴリー(ラグジュアリー、プレミアム、ライフスタイル)までがフルサービス。今回の「ハイアット プレイス」は日本初の「セレクトサービス」カテゴリーで、フルサービスを重視しない人向けだという
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