簡便性を窮めた新容器の具入り合わせ調味料

加工食品2位:CUPCOOK(ミツカン)
ブレーク予測 ★★★★★
実勢価格は各300円前後(税別)。食卓登場頻度の高いメニュー3品を皮切りに、5年後に30億円規模の売り上げを目指す
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 味の素の「Cook Do」や、キッコーマンの「うちのごはん」が君臨する、手軽におかずを作れる合わせ調味料市場。そこに、ミツカンが「CUPCOOK」シリーズ3品(豚しょうが焼き、鶏てりやき、豚キムチ炒めのたれ)で17年8月に参入し、2強に挑んでいる。

カップ容器いっぱいに、たっぷりのタマネギが入っている。容器形状も試作を重ね、持ちやすく、中身を一気に出しやすいものに
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 レトルトパウチが主流のなか、CUPCOOKは大ぶりのカップ容器を採用。「レトルトパウチの不満点を調査すると、中身を最後まで取り出しにくいという声が多く、これを解消した」(商品企画部の鈴木大貴氏)という。

 実際、フライパンで炒めた豚肉や鶏肉に調味液を一気にかけられ、数分焼き絡めるだけで2~3人分のおかずが完成する。下ごしらえが不要なばかりか、肉を用意するだけで包丁やまな板すら使わずに済むのも便利だ。

記者が実食:豚しょうが焼きのたれは、豚肉を炒めてソースを絡めるだけ。しょうゆベースで濃いめの味付け。多少酸味はあるが、ご飯によく合う
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 3品とも具材は乾燥タマネギだけなのだが、カップ容器に半玉程度が入っており、圧倒的なボリューム感を誇る。しかも、常温保存を可能にするための高温のレトルト殺菌をせず、得意の酢の静菌効果を活用。調味液が染み込んだタマネギは、シャキシャキの食感が驚くほど生きている。どのメニューでも多少酢の酸味を感じるが、全体に濃いめの味付けでご飯によく合う。食卓の登場頻度が高いド定番のメニューで、調理の簡便性も高レベル。忙しい共働き世帯を中心に受け入れられそうだ。