今やコンビニやスーパーなど、どこでも手に入る「サラダチキン」(関連記事:「サラダチキン“元祖”の開発秘話 皮を取って大ヒット」)。蒸した鶏のむね肉を真空パック詰めし、サラダの具材用に開発した商品だ。以前からスーパーなどで売られていたが、2013年11月にセブン-イレブンが発売してから一気にブレイクした。同社によると、発売以来、今も前年比2ケタ成長を続ける人気商品だという。サラダチキンのブームに乗って、主要コンビニチェーンも次々に参入した。そんなサラダチキンに今、食べ方の多様化という変化が起きている。今回はサラダチキンをめぐる最新トレンドに迫る。

「そのまま食べる」「ひと手間かける」新商品が続々発売

 ファミリーマートが2017年8月8日に発売した「RIZAP サラダチキンバー(以下、サラダチキンバー)」。近年、ジムなどで体を鍛えている男性の間で、サラダチキンをパックから出してバナナのようにそのままかじりつく食べ方が増えているのを受け、開発した商品だ。パーソナルトレーニングジムで知られるライザップの監修で、糖質を0g(食品表示基準に基づき、100gあたり0.5g未満を0として表示)に抑え、食べやすいスティック状にした。

サラダチキンを片手でも食べられるよう持ちやすいサイズのスティック状に仕上げた「RIZAP サラダチキンバー」(147円)。1個あたり76kcalで、糖質は0g(100gあたり0.5g未満) 。全国のファミリーマート・サークルK・サンクス約1万8000店で販売中
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 また、味の素は2017年9月18日に、サラダチキン専用のクッキングスープ「サラダチキンで作る濃厚ミネストローネ」「サラダチキンで作る参鶏湯」を発売。サラダチキンと合わせて電子レンジで加熱するだけで簡単に料理が完成するのが特徴で、コンビニ限定で展開する(参鶏湯はセブン-イレブン限定)。忙しくて買い物や調理をする時間はあまりないが、できる限り自炊をしたいという人に人気だという。

味の素の新ブランド「今夜はてづくり気分」から発売された「サラダチキンで作る濃厚ミネストローネ」(実勢価格198円、編集部調べ)。全国のコンビニエンスストアで販売中
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「サラダチキンで作る参鶏湯」(実勢価格198円、編集部調べ)。全国のセブン-イレブン限定で販売中
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 サラダチキンの誕生をファーストウェーブ、コンビニエンスストアによる市場拡大をセカンドウェーブとすると、今回のような食べ方の多様化は、まさにサラダチキンのサードウェーブと言えるだろう。