資金力を得たロータスが、どう変わっていくか

とことん軽量化することに力を入れたエリーゼ。価格も下がった。搭載エンジンは134hpの1.6L直列4気筒と普通のスペックだが、車重は856kgと軽いため、かなり軽快な走りが楽しめるという
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 そしてもう一つ、注目された理由が2017年9月末、親会社に中国の自動車大手、吉利汽車の親会社である浙江吉利控股集団(ジーリー)が加わったことだ。これまではマレーシアの自動車メーカー、プロトンの子会社だったのだが、スウェーデンのボルボを傘下に収めるジーリーが株式の51%を取得し、残る49%をマレーシアの自動車関連企業、Etikaが取得したことが話題になった。

 発表会のために来日したロータスカーズのダイアン・ワトソン氏は「これらのパートナーとともにロータスブランドの世界での競争力を高めていく」とコメント。強力なバックアップを得たことで新車開発に力を入れ、ロータスの基盤を強くする意向を伺わせた。ボルボとの関係を見る限り、ジーリーはロータスの新車開発の方向性に強く影響を及ぼすようなことはなさそうだ。

 今回、ロータスは「軽量化こそロータス最大の武器」という原点回帰的な改良モデルを用意したわけだ。国内外のメーカーがスポーツカーに再び力を入れ始めた昨今、生粋のスポーツカーを送り出してきた英国を代表するロータスが、本物志向が高まる日本で売り上げを伸ばすチャンスはありそうだ。特殊なモデルなのでディーラー網は限られるが、新たな資金力を得たロータスがどう変わっていくかも含めて注目だ。

(文/大音 安弘)