大手菓子メーカーがオープンイノベーションに参入――。2016年10月、カルビーが創業の地である広島に新商品開発拠点「カルビー フューチャー ラボ」を開設した。アイデアの初期段階から社外と協働し、新たな視点や技術を取り込んだ商品を生み出すことを目指す。

場所は広島駅前のビル「BIG FRONTひろしま」7階にある。施設面積は約217平米(約66坪)
[画像のクリックで拡大表示]

 カルビーといえば、「かっぱえびせん」「ポテトチップス」「じゃがりこ」など売り上げ100億円を超えるブランドを複数持つスナック菓子の国内最大手メーカー。さらにここ最近では、もともとあった「フルーツグラノーラ」を「フルグラ」としてブレイクさせ、国内シリアル市場を大きく伸張させた。

 そんなカルビーが同ラボを開設したきっかけが、意外にもここ10年間でヒット商品が新たに開発できていないことだという。「創業者はこの地で『かっぱえびせん』を生み出した。だが、かっぱえびせんのような個人の独創的な発想によるものだけでない、新しいものを生み出していく仕組みをここで作りたい」(カルビーの伊藤秀二社長兼COO)。

ここ10年間で大ヒット商品が生まれたなかったことがきっかけの一つ
[画像のクリックで拡大表示]