トリュフブームの火付け役はラーメン!?

 なぜ、トリュフ風味を採用した商品が増えているのか。「クラックピーナッツ」を発売した亀田製菓によると、「『タネビッツ』は、“プレミアムな亀田の柿の種”とうたっているブランド。それに相応しい、市場で数少ないがおいしいもの、希少価値のあるものとしてトリュフ味を選んだ」(亀田製菓)。トリュフを使用した食品が増えている理由については、「最近は手に届く範囲でこだわりあるものを体験できることが受け入れられていると感じている。トリュフには味だけでなく『香りを楽しむ』という新しさがあり、それが受けているのでは」(同)。

 また今年のトリュフブームの要因として挙げる声が多かったのが、トリュフが身近な食材になってきていることだ。「有名人が料理にトリュフ塩を使用していることを公表したことをきっかけに、それまであまり知名度が高くなかったトリュフ塩が注目され、食品セレクトショップで取り扱いが増えている」(東ハト)。「トリュフを使った飲食店がテレビ番組で取り上げられることも多く、以前よりも身近な存在になっていることも理由の1つでは」(キッコーマン食品)。「ラーメン店でのトッピングなど幅広い層に受け入れられるようになってきていることや、トリュフ塩のような調味料が話題となり、少しずつ身近なものになってきている」(日清食品チルド)。

 たしかに最近、トリュフオイルを味のアクセントに使用したラーメンメニューをあちこちで見かけるようになった。きっかけは世界で初めてラーメン店としてミシュランガイドで一つ星を獲得した「Japanese Soba Noodles 蔦」がトリュフペーストを使用したラーメンを提供したことだろう。コンビニでもその味を再現したカップラーメンを販売しているので、食べたことがあるという人も多いはずだ(関連記事「サークルKサンクスから『蔦』監修の冷やし麺!」)。

 また今回紹介した商品がトリュフそのものではなく、トリュフ塩などを使用していることにも注目。レアな食材をそのまま身近な食品に転用するのは難しいものだが、二次加工品が注目されたことも、商品に取り入れやすくなった理由といえそうだ。

トリュフ塩やトリュフオイルといった家庭でも味付けに使用しやすい二次加工品が多いことも、身近になった理由といえそうだ
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(文/桑原恵美子)