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 トヨタ自動車は、レクサスブランドのコンセプト車「LF-FC」を「第44回東京モーターショー2015」で発表した。4人乗りの燃料電池車(FCV)で、「5~10年先の旗艦車種を想定した」(チーフエンジニアの加藤武明氏)。前輪をインホイールモーター2個、後輪をモーター1個で駆動する4輪駆動車である。

 車両寸法は、全長5300×全幅2000×全高1410mm。全長と全幅は、レクサスの最高級セダン「LS」より少し大きい。FCスタックは車両の前に、水素タンクは車両の中央付近に一つ、後ろに一つ置く。FCスタックや水素タンクは、トヨタが発売しているFCV「MIRAI」のものとは異なる想定だ。「今後の進化を考えた形にした」(加藤氏)という。車両の後ろに電池を設置する。

 インホイールモーターの搭載を想定したのは、車両前部の高さを抑えるためだ。FCスタックの下に1個のモーターを置き、左右輪につながる車軸に力を伝える構成では、「車両の前がどうしても高くなり、外観のコンセプトにそぐわない」(担当者)と考えた。

 駆動力の主役は、後ろのモーターを想定。前輪のインホイールモーターをなくせば後輪駆動車として使える。エアサスペンションを4輪それぞれに搭載する。

 このほか、自動運転技術や車車間・路車間通信、ジェスチャー入力機能、電子ミラー、熱可塑性CFRP(炭素繊維強化樹脂)などを採用した。

清水 直茂