左から、2014年に救心製薬が発売した「大人の粉ミルク(9.5g×7袋)」(希望小売価格1600円)、2016年に森永乳業が発売した「ミルク生活(360g※約18日分)」(3399円)、2017年に雪印ビーンスタークが発売した「プラチナミルクforバランス(300g※約15日分)」(希望小売価格2400円)
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 続々と発売され、注目されている“大人向け粉ミルク”。「“大人のための粉ミルク” 各社が続々投入のなぜ」では、なぜ大人に向けて粉ミルクを売るのか、その狙いを救心製薬(2014年「大人の粉ミルク」発売)、森永乳業(2016年「ミルク生活」発売)、雪印ビーンスターク(2017年「プラチナミルク」シリーズ発売)の3社に聞いた。

 各社の“大人向け粉ミルク”の成分は、似ているようでそれぞれ違う。

 救心製薬の「大人の粉ミルク」は牛乳に近い栄養バランスで、骨や筋肉に必要な栄養素を効率的に摂取できるのが特徴。骨の構成成分と類似しており、コラーゲンとミネラルを同時に補給できるミネラル複合体「プロテタイトR」を配合し、骨に関わる2種のビタミンを強化している。

 森永乳業の「ミルク生活」は育児用粉ミルクの栄養バランスの良さをベースに、大人が必要としている6大成分「ラクトフェリン」「ビフィズス菌BB536」「シールド乳酸菌」「カルシウム」「中鎖脂肪酸」「鉄」を厳選して配合した。このうちラクトフェリンは同社が1986年に世界で初めて粉ミルクへの配合に成功した、育児用粉ミルクと共通の成分。母乳、特に初乳に多く含まれており、抵抗力の弱い新生児を守る重要な成分として考えられているが、抵抗力が弱くなる50代以上にも必要な成分と考え、配合したという。

 雪印ビーンスタークの「プラチナミルク」は大人が不足しがちな栄養を、バランスを重視して補う配合になっている。「新生児用の粉ミルクはそれだけで成長に必要な栄養すべてを取るものなので、脂質が多くカロリーも高め。取り方にもよるが、成長した大人が取りすぎると栄養過多になることもある」との考えからだ。

 今回は、実際に飲んでみたらどんな味がするのか、試してみた。

粉の状態での色みや質感も、3品それぞれ違った
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