近年、重要度が増している、「決算書の読み方」に関するスキル。発売中の日経トレンディ11月号では、初心者でも仕事や投資に役立つ決算書解読を紹介した特集「得する決算書」を掲載した。この記事ではケーススタディーとして、最近注目のベンチャー企業3社について決算書の深読みを行った。

 各業界にはそれぞれ、注目すべき特有の指標があり、それが決算短信に書かれているとは限らない。例えば外食チェーンの場合、月次で発表される「既存店売上高」の推移が最重要指標の一つだ。

 業界特有の指標を含めた分析に役立つのは、各社が決算短信とは別に作成する「決算説明資料」。情報量は多いが、パワーポイントなどでプレゼン資料として作られているため、むしろ決算短信よりも読みやすいことが多い。

 今回はシリコンバレー在住の経営者でもあり、決算分析手法に関する著書が話題になったシバタナオキ氏の協力の下、業界の異なる3つのベンチャーの決算を深読みした。

決算短信より読みやすい「決算説明資料」
決算短信とほぼ同時に公開される決算説明資料は、情報量は多いが、決算短信より読みやすく書かれている。企業のIRサイトで読める
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話題の本の著者が分析!

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シバタナオキ氏
元・楽天の執行役員で、11年にシリコンバレーでSearchManを創業。ウェブメディア「note」にて「決算が読めるようになるノート」を連載中。著書に『MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣』(日経BP社)