コーヒータイムの楽しみが増えた

 マルカ商事の「ダ・ヴィンチ・グルメ」は、フレーバーシロップのブランド。コーヒーや紅茶などに少し垂らすだけで、風味や香りが加わる。いろいろなフレーバーがそろっているが、驚いたのはチャイのシロップ。牛乳と混ぜるだけで、かなり本格的なチャイになっていた。フレーバーシロップはあなどれないと思った。

マルカ商事の「ダ・ヴィンチ・グルメ チャイティー」は、ミルクと合わせるだけで本格的なチャイの味になる。衝撃的だ
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 さらに、チーズケーキのシロップをアイスクリームと混ぜてベリーのソースをかけたものを試食したが、これがほとんどチーズケーキ。タルトっぽい風味までするから驚く。バターラムやピーナッツバターなどもあり、飲み物の楽しみの幅が大きく広がるラインアップだった。

チーズケーキのシロップで作ったアイスチーズケーキ。まともにうまい
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 UCCが展開していた「コーヒー盆栽」も面白かった。コーヒーの木を使ったテラリウムやジオラマ、苔玉などを分かりやすく総称して「コーヒー盆栽」というジャンルを提唱している。大きなテラリウムのようなものもいいが、個人的には小さなガラスの器の中で作られた作品が好みで、売れそうな気がした。昔、ゴムの木を観葉植物として飾るのがはやったけれど、あれの省スペース版的なイメージだ。

「コーヒー盆栽」の例。小さい作品は4000円前後で販売している
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苔玉と組み合わせたもの
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ジオラマ的な大掛かりなものもある
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 キーコーヒーの「MATRIX」は、コーヒーの味や香り、風味を色と形で表現する試み。通常、苦味、酸味、甘味などのマトリックスで表示されることが多いが、それでは、風味というか特徴や個性が表現しきれないし、見ても今ひとつピンとこない。それを色の濃さや形でより具体的に表してみようというわけだ。

新発売するブレンドコーヒーを「MATRIX」で表現した例。黄色がシトラス、赤がフローラル、緑がハーブ的、といったことを表している。外周の色のグラデーションは味を表現している。直感的に伝わるだろうか
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 開発研究所の分析機能を用いたキャラクターアイコンでコーヒーを表現した試作を見たが、たしかにイメージが伝わるものだった。これがもっと整備され、色や形とコーヒーのつながりがより明確になれば、コーヒーを買う側にとっても、またブレンドコーヒーを作る際にも、大きな力になるのではないだろうか。

(文・写真/納富廉邦)