シニアを細かく分類してターゲティング

 同社では多様化するシニア層を価値観の違いによって細かく分類しており、2016年発売した「カップヌードルリッチ」は、その中でも活動的なシニア層を意識した商品。だが同商品は「シニア層全体に幅広く受け入れられる商品」(田淵ブランドマネージャー)と見て、期待を膨らませている。流通関係者からの反応も良く、「ありそうでなかった」「こういう製品を待っていた」などの声が多いという。またコンビニ各社からも好評価で、発売時は全コンビニで導入されたという。同社ではシニアの少人数世帯だけでなく、オフィスワーカーや受験生の夜食などの需要の広がりにも期待。「即席麺売り場がメインだが、味噌汁売り場やスープ春雨売り場などに広がる可能性もある」(同)という。

 取材後、近所のコンビニで買い求め、晩御飯にプラスしてみた。お椀で食べるカップヌードルはいつも食べているそのままの味。だが単品で食べ慣れているせいか、おかずといっしょに食べることに予想以上の違和感があった(2回目からは慣れた)。お椀で食べるチキンラーメンにはなぜかそれがなく、こちらのほうがどんなおかずにも合うと感じた。またレギュラー品より少ないとはいえ、汁物代わりに食べるにしては麺の量がかなり多め。“ご飯と汁物代わり”くらいのポジションがぴったりだと思った。

お椀でカップヌードルを晩御飯で利用した例。主菜と小さいおかずくらいでも満足感があり、いつもよりしたくがラクだった
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お椀でチキンラーメンのほうが和洋中どんな料理にも合いそうだと感じた
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■変更履歴
写真キャプションで、初出では「お椀でチキンヌードルのほうが和洋中どんな料理にも合いそうだと感じた」としておりましたが、正しくは「お椀でチキンラーメンのほうが和洋中どんな料理にも合いそうだと感じた」でした。お詫びして修正いたします。 [2017/10/11 9:55]

(文/桑原恵美子)