最近、知人から「今、小学校低学年でもエステサロンで脱毛している」という話を聞き、耳を疑った。美容ライターの彼女は、幼稚園の女の子の母親。ママ友からよく相談されるのが、“キッズ脱毛”についてだというから驚いた。聞けば「年長から始めて今3年目、トータル100万円以上使っている子もいる」という。

 もうひとり、女子小学生の娘を持つ美容ライターからも話を聞いたところ、「今、10歳だが、本人は気にしているよう。T字カミソリを買って『これでお手入れしなさい』と渡して使い方やアフターケアも教えているが、サロンやクリニックで脱毛させてもいいかなって思う。今は安いし、そのメリットはよく分かっているから。なので、『中学受験が終わったら、お金出してあげるね』と話している」と、やはり“キッズ脱毛はアリ”派の様子。

イラスト/六角橋ミカ
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 一般的な脱毛方法としてカミソリ処理やニードル脱毛(針に電流を通して毛根にダメージを与え、脱毛していく方法)があるが、現在エステティックサロンでは光脱毛、クリニックではレーザー脱毛が主に行われている。

 いずれも黒色に反応し、ムダ毛を処理するという仕組みなので、細い毛や薄い色のムダ毛には効かない。また、色黒の肌にも効きづらいという。ならば、子どもの細い毛や屋外遊びで日焼けした肌に反応するのだろうか。そもそも、子どもがサロン脱毛しなければいけないほど、毛深いということがあるのだろうか。はたまた、昨今の「子どもがやりたいことを無条件にサポートする」風潮の延長か? 考えがまとまらないまま、取材へと向かった。