グラフィックデザイナーが作った“飾れる斧”

BEST MADE Co.「AF AXE」「HB AXE」

 斧(おの)と聞くと木を切り倒すプロのための道具というイメージが強いが、小型のものはキャンプで薪(まき)を割るのにも使われている。キャンプでたき火をしたことがある人は経験があるだろうが、たき火用として市販されている薪はそのまま火をつけて燃やすには大きく、点火に時間がかかったり、火力の調整が難しいことが多い。そんなとき、斧を使ってまきを好みのサイズに調整するのである。

 キャンプ用の斧としてここでお薦めするのは、米ニューヨーク発の人気アウトドアブランド「BEST MADE Co.(ベストメイド)」の斧だ。ニューヨークと斧はイメージ的にもかけ離れているように感じるが、BEST MADE Co.は、雑誌『ペーパー(PAPER)』のクリエーティブディレクターなども務めたグラフィックデザイナーであるピーター・ブキャナン・スミスが12本の斧をデザインしたことで立ち上げたブランドだ。現在はキャンプ用品からおもちゃ、アパレル製品まで、クラフトマンシップを感じるメード・イン・USAの製品が、ニューヨーカーをはじめ世界中のアウトドアフリークに支持されている。

 そんなBEST MADE Co.を代表するアイテムである斧は、美しい流線型とカラフルなデザインが施された柄が特徴。「AF AXE(アメリカンフィーリングアックス)」は、5160合金鋼で作られた、米国で最も象徴的な4ポンド(約1.8kg)のデイトンヘッドを装備したモデル。全長が90cm、刃11.8cm、刃横幅19.7cmの本格的な斧だから、大きめの薪でもラクに割れる。

BEST MADE Co.「AF AXE PALERMALR」(5万円)。他カラーもあり。カラーによって値段が異なる
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 2ポンド(約0.9kg)のハドソンベイスタイルのヘッドタイプ「HB AXE」は全長67cm、刃10.5cm、刃横幅17cmの短めタイプ。短いといっても67cmあるので両手でしっかり持つことができ、ヘッド部分が1kg未満だから女性でもラクに振れるはず。

 どちらの斧もカラーバリエーションが豊富なので、斧としての機能はもちろんだが、使わないときには壁などにディスプレーしておいても絵になる。アウトドアやキャンプを極めるために外せない、一生モノの1本として“粋”を感じさせる斧だ。

BEST MADE Co.「HB AXE BDONALD」(4万5000万円)。他カラーもあり
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平健一氏のポイント
インテリアにもなる斧
以前からネットや雑誌で見ていた斧で、2015年から日本でも神楽坂の「ラカグ(la kagu)」や伊勢丹でポップアップショップが出始め、ついにアウトドアショップ「NORDISK CAMP SUPPLY STORE by ROOT」でも公式販売し始めたのが「BEST MADE Co.」の斧であります。長さが2タイプあり、カラフルでインテリアにもなる。私も1本持っていますが、あと4~5本購入して格好良く飾っておきたいですね。