モンキーが教えてくれたレジャーバイクの楽しさ

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 ホンダのレジャーバイク「モンキー」の最終モデルがあっという間に売り切れた。2017年2月に発売された「モンキー・50周年アニバーサリー」は、モンキーの生産終了がアナウンスされるとすぐに市場から消えてしまった。本当の最後となった「モンキー・50周年スペシャル」は予約・抽選制が取られ、限定500台発売のところに4万5333人もの応募があったという。なんと倍率は90倍だ。

 その余波を受けて、中古市場でもモンキーが高騰している。ごくわずかにアニバーサリーモデルが中古ショップに出回っているようだが、100万円近くする(もちろん新車)。それ以外の通常モデルでも、比較的新しく程度の良いものは50万円、60万円の値がついている。本来の新車価格がアニバーサリーモデルで32.6万円、通常モデルでも27.6万~31.2万円だから、とんでもないプレミアム価格といえる(いずれも消費税別本体価格)。

 モンキーは“レジャーバイク”というジャンルのモデル。かつてはモンキー以外にも多くのレジャーバイクが存在した。高度な走行性能や快適さを求めたものではなく、毎日の買い物に使うファミリーバイクともちょっと違う。小さくてかわいらしく、楽しいモデルだ。大型バイクにありがちな威圧感がまったくない。乗っている人はもちろん、見ているまわりの人までもほほ笑ましくなるようなバイクである。

 もちろん乗っても楽しい。小さいから誰でも不安なく乗れるし、「ちょっとそこまで」と、気軽に足を伸ばすことができる。パワーもたいしたことはないから、気軽にアクセルを開けられる。バイクの楽しみの基本が小さなボディーに詰まっているのだ。レジャーバイク1台あれば退屈なんてしない。生活が楽しくなること請け合いだ。

「モンキー・50周年アニバーサリー」。初代モンキーともいえる「モンキーZ50M」のカラーリングを踏襲。2017年2月に発売された
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最終モデルとなった「モンキー・50周年スペシャル」。過去のスペシャルモデルに習い、全身クロームメッキで飾られた。本体価格は税別で40万円
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